Sustainability
やさしく強い、それが徳島スギ
やさしく強い、それが徳島スギ

徳島の県土のうち75%(全国67%)を森林が占めています。

明治期のはじめに藩有林の大部分が民間に払い下げられたことで、森林のうち私有林が89%(全国58%)を占めています。

また、古くから植林が進んだことで、スギ・ヒノキなどの人工林の割合が64%(全国41%)と高いのも特徴です。

特に、スギの割合は全国1位となっています。

徳島のスギの特徴

強い生命力

成長が早く、水分等の条件さえ良ければ千年でも生きる生命力があります。

上にまっすぐ成長

木理がまっすぐ通っており、加工しやすい性質を持っています。

このため、梁・桁などの大断面で力強い構造材から、日本家屋の特徴であるふすまや障子などの軽さと強さが求められる建具まで、幅広く利用されてきました。

強く、やさしく、美しい

「色目のやさしさ」に加え、粘り強い強度や優れた耐久性を有しています。

徳島には築200年を超える民家が多く残っているように、こうしたスギ本来の力を活かせば、地震・台風などに耐える性能が発揮できるのです。

家族の健康を守ります

赤ちゃんや主婦など、多くの人が一日の大半を過ごす家。

実は“食の安全”と同じくらい、“家の材料の安全性”は大切なものなのです。

スギには本来、シロアリに強い成分があるだけでなく、殺菌効果、芳香・消臭効果、沈静効果、調湿効果、防音効果などがあるため、私たちの健康にとって、とても心強い味方なのです。

環境保全・地域貢献になります

徳島の森林は、樹齢60年以上の高齢木の割合が高く、資源が充実している状態です。

これを適度に利用し、新しく苗木を植えることで、森林が二酸化炭素を吸収して酸素を作る力を高めます。

木の年齢バランスが取れた森は命を育む豊かな森になり、結果的に、豊かな海をももたらしてくれます。

そして、こうした循環を取り戻すことは、何百年にもわたって継承されてきた、徳島の卓越した林業の文化を、次世代につなげることにもなります。